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  • 會社概要

     2011年3月、東日本大震災に伴い東京電力株式會社福島第一原子力発電所において放射性物質が大量に放出される事故が発生し、原子力の安全性?信頼性のさらなる向上が喫緊の課題となりました。
     一方、國産のエネルギー資源をほとんど持たないわが國においては、エネルギーセキュリティの重要性はますます高まる狀況です。原子力発電は、電力の安定供給と地球溫暖化防止に寄與するなど、日本のエネルギー供給の中で重要な役割を擔っております。このような原子力発電を安全、安定に運転していくためには、従來にも増して機器、設備の適切な維持管理や、安全文化の醸成などに、不斷の努力を傾注することが必要であります。また、原子力発電に対して、地域の皆様や國民の皆様により安心感をもって受け入れて頂けるよう努力していくことも重要な課題であります。
     當研究所は、1991年2月、関西電力美浜発電所2號機で発生した蒸気発生器細管破斷事故を契機として、翌年の1992年3月に設立され、これまで原子力発電の安全性、信頼性の向上と、社會や環境とのより良い調和をめざして研究活動を推進してまいりました。
     その後経験した、美浜発電所3號機2次系配管破損などの事故や経年劣化事象を踏まえ、2005年には、技術システム研究所に「高経年化研究センター」を設置し、高経年化研究活動の一層の強化を図るとともに、この一環として2010年には、熱流動分野の研究強化を目的に「熱流動実験棟」を建設しました。また、2007年には、ヒューマンファクター研究の充実を図るため、社會システム研究所に「ヒューマンファクター研究センター」を設置するなど、原子力を巡る環境変化に対応しながら、研究所運営を積み重ね、おかげさまで2017年は、設立25周年、美浜町に移転して20周年という節目の年を迎えました。
     今後も、福島第一原子力発電所事故の教訓を踏まえ、私ども一同、設立時の理念にいま一度立ち返り、より一層の安全性および信頼性の向上をめざし、皆様のお役に立てるよう研究活動に邁進し、広く研究成果を公開することで原子力発電の発展に貢獻してまいります。また、福井県の推進する「エネルギー研究開発拠點化計畫」への主體的な參畫など、地域社會の一員としての活動にも積極的に取り組んでまいる所存であります。引き続き、ご支援、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

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